April 19, 2005

長い片想い

普通の恋のお話になるはずだった。
少なくとも男のほうはそう思っていた。

時は遡る事2年半程前。

一人の女性を好きになった。
すぐ好きになったわけじゃない。
最初は気にも留めなかった。

勘違いが激しい男のほうは一応自覚しているらしく、どうせいつもの自分の勘違いだと思っていたからだと思う。

仕事がなんとなくうまく行ってそっちのほうに集中したかったのも、少し前に好きになっていた女性が完全に脈が無い事がわかったのもあり、しばらく恋愛から遠ざかろうとしていた自分の心せいかもしれなかった。

でも、機会というものはそういう時にこそやってくるものだ。

それに気が付いたのは何度かその子が居るお店に食べに行った時の事だった。
何か話したげな雰囲気を漂わせお水のおかわりを入れてくれる。
ふと見ると店内のお客は自分一人。
何気なく話しかけてみた。
内容は覚えていないが悪い印象ではなかった気がする。
その時の彼女の笑みが思い出されたからだ。
話はそんなに続かなかった。
お客さんが来たせいだったかな?
いや、初めて話したせいだったからか?
良く覚えていない。

その頃好きな異性がいるわけでもなかった自分はそのお店に行く事が多くなった。

徐々に好きになっていたせいかもしれない。

特に進展は無かったがその子がいると何故か安心する感じだったのでその子が居るお昼の時間帯を狙って通った。
お店は繁盛していて話せる程すいている事など滅多になかったが、とりあえず通った。
わからないからこそ突っ込むしかなく見ていて危なっかしいが 何もせず傷つかないところに居るよりも成長はあるし成果もあるかもしれない。
そんな若い頃の行動力は自分ながらに凄いと思う。
(今となってはそんな行動力が何割残っている事やら…)

気が付くと結構恋愛に走っていた自分。
きっとこの頃は確実に好きになっていたのでしょう。

しばらくすると近くの公園でお祭りが開催されていた。
何とはなしに会社の人と行って見るとその子のお店が屋台を出していた。
でも、それだけでは無かった。
なんと彼女がいるではないか!
少し胸が膨らみ、そこで何か買うフリをして近づいてみた。
(結局買いましたケド)
予想した通り彼女はこっちに気が付き手伝いを中断して近づいてきてくれた。
笑顔だったせいか、心拍数が少し上がった。
外で会うのは初めてだったのもありちょっとドキドキしながら話す。
たわいも無い話をお祭りの出し物を見ながら話す。
一緒に来た会社の人は勿論蚊帳の外w
でも、楽しくて、笑顔が可愛くて。
そして、屋台の手伝いがあるみたいなので長居せずにおいとまする。
後でまた来よう。と想いながら。
(結局夜にもう1回行った時は行列できてて忙しすぎて話はおろか気付いてもくれませんでしたw)

そして、たいした進歩も無く時が進む。
その間も確実に好きになっていく自分がわかる。
このまま、進歩無いまま終わるというのはなんか悲しすぎる。せめて何か友達にでもなりたいな。できれば付き合いたいなと思い、なんとか連絡先交換したいなーと思う。
でも、お店でそんなのできるはずも無く。
考えた結果、名刺渡しました。

「もしよかったら連絡ください。

というメッセージと一緒に。

その日の夜。
終電に揺られているとなんと彼女から電話がある。
メールを送ったのだが返信が無いので電話したとのこと。
(名刺にはPCメールしか書いてないので)
電車に乗っているので折り返すとしどろもどろになりながら伝え、早く目的地に着かないかと苛々する。
でも、苛々も気にならないほど心が高揚していた。
きっとどっから見ても幸せそうなヤツだったろう。

駅に着き改札をくぐるとドキドキしながら電話を返す。
年齢の話、仕事の話、好きな人といつもより長く話せるとわかった瞬間。
脳内麻薬が異常に分泌されているような高揚感に満たされ少しアルコールも入っていたので相乗効果でハイテンションで話す。
今度お食事でもどうですか?
と誘うと、
デートしましょうデート!
と言われる。
なんだろう。最高の気分。
夜も遅かったので少し話した後、また電話すると言って切る。

なんか新宿で行ってみたいお店とかあったのでそこ行ってみようかなー。
とか満面の笑みで思う。
深夜だし確実に不審者に間違われても不思議じゃない状態。
でも、すっごい嬉しくて、未来が明るく開けた感じがして、
寝るのがもったいなくて、全然眠れなくて。

そして、その後何度か電話する。
一度もまともに繋がらず。
留守電を残す日々。

なんか嫌われたのかな?

そう思い徐々にお店にも行かなくなった。
でも、ある日思った。

このままじゃいけない。

嫌われたにしても理由が知りたいし、何故いつも留守電に繋がるのかもおかしい。
あの食事(デート)の約束はどうなったのかもうやむやになったままだ。
最悪自分の勘違いかもしれない。それならそれでいい。
確かめようと思い立ち、お店へ行く。

忙しそうだったのでお水を注いでくれた時にそっと聞いてみた。

「もう電話とかしないほうがいいですか?

すると

「いえ、そんな事無いです。

という返答。
それだけだったが希望が持てたので少し嬉しくなった。

その夜また電話してみるとまた留守電に繋がる。
しょうがないので、「連絡待ってます」と入れる。

そして今に至る。

放置プレイにしては長すぎる感じの恋のお話。
昨日ファミレスでこの話題になり、なんだったんですかネェ?
という問いに、男ができたんじゃない?という説が持ち上がった。
それはそれでいい。
そして、もう一つ最悪な答えを聞いた。
最悪な答えだけど聞きたい?
という念を押されたが過去の事だし、そう凹む事も無いと思い聞いた。


「罰ゲーム」だったのではないかと。


正直凹みました。
ベコベコに凹みました。

でも、あながち外れでも無いかもなーって。
そうですよね。
でも、あんな対応されたら気付け!って感じもしますw

今となっては真実は過去の闇の彼方。
美しき若き思い出ライブラリーにしまっておきます。

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December 14, 2004

最後の恋

久々に、というか ブログでは初の真面目な日記つけようかなと。

 
思い出すのは専門学校時代。
まだ田舎から上がってきて一年と少ししか経っていない頃。
恋をしました。
隣の教室に居る女性の教員のアシスタントさんで、Nさんです。
その自分はまだ女性に対して免疫があまりなく、その人に話しかけるまで半月少し時間をくった程です。
今となっては考えられない事ですがw

そして、恋愛経験少ないながらも頑張って声をかけてみました。

「映画行きませんか?

だったと思います。
その時は見事にかわされてしまいました。
そして、その後にその女性に彼氏が居る事を仲間から聞きました。
ショックな気持ちもありましたが、若いせいもあり めらめらと見たことの無い彼氏に対抗意識を燃やし 負けないぞ!と勝手に思っていました。
いつもは「彼氏が居る」ではなくて、「あの子を好きな知り合いが居る」ということだけで諦めていた自分にとっては少し意外なことでした。
そして、しばらくアタックを続け 彼氏で無いながらも落ち着いてお話できる程度になりました。その頃は向こうは迷惑だったかもしれないですが 自分はとっても幸せな時期でした。一緒にくだらないこと話したり、お菓子を食べたり、良くしてくれる先生も交えて話したりと好きな人といられるというだけで満足でした。
教員アシスタントと生徒という関係であったとしても。

そんな時に先のことで重大な決断を迫られることがありました。
就職と卒業制作です。
その時、尊敬している教員が一人だけ居て、意外と熱血で生徒を本気でCGの職人にしようという気概を持った方でした。その人は自分の憧れであり 自分にとってその人の言葉は絶対の効果を持っていました。
ある日、中途半端な気持ちでやってたらダメだと。恋愛なんかしてる暇あるのか?と言われました。
自分は生活を振り返り、たるんだ生活を改め 就職のために頑張ろうと決めました。
それで、そのままでは踏ん切りがつかなかったので 最後にその女性にまたアタックをかけました。
答えはNoでした。
それからは自分の就職のために全てを捧げると自分に誓いを立て本気でCGに打ち込みました。
好きな女性を忘れる最短の道は嫌いになる事だと思っていた自分は、その日から女性に近づかなくなりました。たまに廊下ですれ違っても目をそらしたり、駅のホームで見かけても話しかけずに通り過ぎたり。
最初の方は、何でそんなことするの?というような悲しい目をされました。その目を見るたびに家に帰ってから自分が何をしているかわからなくなり泣いたりしていました。
しばらくして、なんとなく普通に話せるような関係になりましたが どこかギクシャクした感じで以前とは違う、気さくには話し合えない仲になっていました。
その後です。
彼氏と別れたという話を先生に聞いたのは。
始めは今だ!今行かないでどうするんだ!と心にずっと思っていたのですがいざ対峙すると何も言えなくなり、向こうの当たり障りの無い話題をしすれ違う、もしくは逃げるように避けたりしていました。
今さらもう告白できるわけ無いじゃないか。ずっと前に結論は出てるじゃないか。そう思い避けていたような気がします。
他の教員アシスタントさんに今しないでどうするんだ?と言われましたが、その頃はもう意地になり避けていたような気がします。

そんな折、卒業制作展を学校主催以外に行おう。真面目に卒業制作を作っていた4人で4人展を開こうと企画して、下北沢で実現させました。当時貧乏学生で、バイトする時間も惜しくCGに打ち込んでいた自分達に先生がお金を少し出してくれ、感動したものでした。機材は学校のを借りたり、後輩が手伝ってくれたり、なかなかやっていて楽しく凄く充実していました。
その4人展になんと来てくれたのです。好きだった教員アシスタントさんが。
喜びに打ち震えました。
そして、今しかない!今告白するしかない。と思い。近づきました。
その場には何人か仲間がいたので、なんとか二人になろうとしました。しかし、いざ近づくと何を話したらいいのだろう?どうやって話を切り出そう。という念に押しつぶされ黙ってしまいました。
そこに、仲間の一人がアシスタントさんに話しかけ、重い空気を少しなくしてくれました。
自分は何をしているんだろう?
そんなに簡単に話している友人を見ながらそこに居られなくなり外にイベントの宣伝に出ました。完全な逃避です。予算の都合もあり一日だけのイベント。フライヤーをお店に置かせてもらったとはいえ、当日にそれを見てきてくれる人が居る訳でもなく、駅で大声で宣伝したり フライヤーを配ったりして 一般の人を呼び込んで感想聞いたり記帳してもらったりしていました。
宣伝から帰るとそこにはもう彼女の姿は無く。やりきれない後悔が生まれました。
イベントが終わり、先生に御飯をご馳走になり帰りました。

それが実質最後のチャンスでした。
その後、ハングリー精神でストイックな生活を続け就職活動をし、ビルドアップの社長に拾ってもらいました。
もし、あの時彼女が居たら間違いなく甘えて就職は無理だったでしょう。
普通のサラリーマンにでもなって普通の幸せを得ていたでしょう。
それを考えるとこれで良かったんだと思えてくるのです。自分に言い訳を聞かせるように思っていました。

恋愛より仕事を選んだ自分を後悔したことはありますが今の自分にはとても満足しています。
でも、恋愛に対してはそれからどんどん不幸が続き、あまり満たされた事はありません。好きな子ができても、あのときの燃え上がるような感じは 今も 無いように 思います。失礼な話ですが恋愛するたびに 彼女のことを想っていたのかもしれないです。

それからかな?女性に対して少しバリヤー張り始めたのは。

何か本気で手に入れようと思ったら 何かを失う ということでしょうか?

これを書いていて以前のような切なく燃える様な気持ちが湧き上がってきたので告白してみようかな?結果はどうあれ、自分の過去を吹っ切る為に。
 

長々とスイマセン。
最後までくだらない思い出を読んでくださった方ありがとうございます。多謝。

しかし、なんでこんなことかいたのか?
しらいしさんの結婚で自分の恋愛熱に火が付いたのかな?
あ!しらいしさん結婚オメデトウございます。

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